金管楽器のいろいろ
ホルン
昔、狩猟の時のラッパとして使われていた角笛が進化した楽器。かたつむりのようにぐるぐると巻かれたその管をまっすぐに伸ばすと、5メートルにもなります。柔らかいその響きは、のどかで牧歌的なメロディーにぴったりです。
トランペット
ファンファーレでもよく使われる楽器。唇の振動をマウスピースとよばれる器具で増幅して音を出します。シンプルな構造で大きな音も出しやすいと言われます。華々しく目立つ場面の多い楽器ですが、柔らかく甘い響きもトランペットの魅力の一つでしょう。
トロンボーン
右手を前後にスライドさせ、管の長さを変えることによってメロディーを作る楽器。神聖なその響きは、昔から宗教と深い繋がりがありました。ヨーロッパの宮廷においてトロンボーンの演奏は、貴族や皇帝の行進、宗教儀式で重要な意味を持っていたといわれます。
テューバ
管楽器の中で一番大きく、最も低い音を出す楽器。コントラバスが弦楽器の音色を支えるのと同じように、テューバが管楽器をそしてオーケストラ全体のアンサンブルを支えています。15キロ程もあるというこの楽器を、テューバ奏者は腕にしっかりと抱きかかえて演奏します。